2013年4月30日火曜日

『嗚呼!花の応援団』 録音式漫才回想録その⑥

どおくまんプロ出演者
超物忘れ聞き手→小池たかし
超気まぐれ作家→どおくまん  
超おとぼけ合いの手→みわみわ




どおくまん 
心底、薄情やとおもたわ。人間は信じられへんというのを、俺はあそこから、ずーっと持ってるわけや。
そして最後、俺がね、マジで今日帰らないと、締切に間に合わへんという最後の日に、台風が一番強かった、
その中で飛行機にたった一人、決死の覚悟で乗ってねぇ…。

小池たかし 
あーあー。

みわみわ 
そりゃー大変や。

どおくまん 
乱気流に何度もまきこまれて…。

小池たかし 
あーあー揺れた?

どおくまん 
大揺れや。

小池たかし 
えらい目におうたわけやなぁー。

みわみわ 
かわいそうに…。

どおくまん 
そういう記憶、残ってるわ。憎しみのね…。

小池たかし 
ほんまー、まあ昔のこっちゃからねー。

みわみわ 
誇張もあるやろし、アハハハー。




どおくまん 
そして、応援団の連載も3年すぎて、体験談もほぼ出尽くして、結局連載は終了した。
最後の方はもうネタがないのに描くのが辛かった。

小池たかし 
ネタがないのが辛いと思うわ、確かにね。

どおくまん 
だからまあ、その中の光は、何かということやね。次の連載に向けての休暇と、旅行の事を考えた。
俺は旅行好きやね
小池たかし 
好きやねぇ。

どおくまん 
何とかまとまった?

小池たかし 
えっ?話として…えーまあ…ある意味では、ほとんど、旅行話になってたけど、ハハハー。

どおくまん 
またみんなで行こかー!旅行に!

小池たかし&みわみわ 
ぜひ、みんなで楽しく行きましょう!

追伸
どおくまん 
『鳴呼!花の応援団』を、もしまだ読んだことのない人がいたら
人生最大の損失かも?
ぜひインターネットのイーブックの電子書籍で
強烈な笑いと涙の真実の青春エキスを体験してね。
ホナ、バイバイ~。

           レジャー・サービス産業労働情報開発センター季刊誌
『SQUARE春号』より

『大当たり玉三郎』第4話その⑤







2013年4月26日金曜日

『みわみわの真実』⑪-2









『嗚呼!花の応援団』 録音式漫才回想録その⑤

どおくまんプロ出演者
超物忘れ聞き手→小池たかし
超気まぐれ作家→どおくまん  
超おとぼけ合いの手→みわみわ



どおくまん 
リアルな現実?つまり、ネタのことね、ウーム、当時はもう、とにかく応援団のネタが欲しくて、困り果てて、藁をもつかむ気持ちで考えだしたのが、応援団の体験談募集をやった…。

みわみわ 
そうそう、初め漫画の隅っこや、欄外に小さく出したね。条件は採用文のみ色紙と交換という…。

どおくまん 
体験談やから、実際に応援団を体験した、少数の人しか応募してこない。さらに漫画の制作に採用したら、色紙を贈るという、かなりハードルの高い募集内容だったので、数はたくさん送られて来なかったけど…きたらほとんど内容のあるものが多かった…。

みわみわ 
けど、けっこう来てたんとちゃうん?

どおくまん 
いやーほんま、涙が出るほどありがたかった。全国の現役の応援団員、OBの皆様からの生の声が、涙が汗が、封筒の中にギッシリ詰まっていたんや。それは、悲鳴みたいな、青春の叫びやった。中には絶対、名前ださんといてくれとか投書した者が、誰か絶対わからんように、使ってくれとかいうものもあった。

みわみわ  
あれは、衝撃的やったねぇ。

どおくまん 
うん、俺はこれで、連載が続けられる自信が、ついたもんや。



みわみわ 
つまり、現役の団員やOB、全国からの応援団関係者の生の声で、連載が支えられたんや。だから、あの漫画の中には信じられない生の体験が、いっぱい詰まってるわけやね。

どおくまん 
もちろん、ギャグ漫画やから、90%は嘘やけど、残りの10%の中に、真実の青春のエキスが詰まってるわけや。

小池たかし 
パチパチー、よかった!やっと真面目に答えてくれた!

どおくまん 
それで、沖縄の話に戻るけど…。

小池たかし 
えっ?また沖縄の旅行に戻るの!?

どおくまん 
帰り覚えてる?台風が来て…。

小池たかし 
来たかなぁ、覚えてない…。

どおくまん 
船が出れんようになって、ほなら、締切が迫ってきて、大阪へ帰らなあかん、いつまでも遊んでられるわけない、俺が一番、忙しいわけやんか。

みわみわ 
もちろん、どおくまん先生中心や。帰ったら一番、忙しいし、頑張ってもらわんとあかん。

どおくまん 
当時、俺一人で、200枚超える連載持ってたのに、メンバーは大の飛行機恐怖症の俺を捨ててやなぁ、飛行機で、次々と帰って行った、船が出なくても飛行機あるやん…

小池たかし 
えっ?帰って行った?覚えてない。

つづく