20才の頃、当時流行っていた芸術漫画にハマってしまい、後先を考えないボクは、ただ、ただ、毎日必死で描いていました。
本来だらしないボクですから、もー何をするのもめんどーで歯を磨かず、甘い缶コーヒーを飲んでは、タバコを吸って描いていました。
おかげで歯はボロボロ…虫歯だらけ…。
ある日、ついにたまらず歯医者を捜して、町をウロウロしていました…。
そこで見つけた歯医者の看板、ものすごいボロボロの古いビルの2階…。
ボクはとにかく痛いので、あわてて上って行きました…。
そしてそこで見たものは、ものすごい古めかしい、まるで明治時代の様な診療椅子、さらにその周りには、不気味な動物の骨格模型や人のガイコツの模型…。
だーれも居なくて向こうの部屋から、かすかに聞こえるテレビの音…。
なんか嫌な予感がしましたが…
『すいませーん』と言うと、返事は無く、ヌーと黒い影が目の前に現れました…。
そ、そこに居たのは!!
続く
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