『ツバメの巣』その②の続きです
(話がわからない方は御足労ですが、さがして読んでください)
ボクの実母は若い頃、大阪の南部で生活をしていました。
太平洋戦争も末期、米軍の艦載機が飛来してきて、機銃掃射を受けたそうです。
母は『目の前で何人も撃たれて死んだわ、可哀想に…。
その時、操縦席に座ってた、兵隊の顔が見えたくらい,低うに飛んでたんやで。
それにな、空襲の時、防空壕に逃げ込んだ人かて死んでたわ。
なんせ穴掘って、板載せて、土をかぶせただけやからな。
直接爆弾が落ちたら中におった人間は一巻の終わりや。
なんの役にもたたん』
そんな大変な時代を生きてきた女性だからこそ
『虫ハンター』になったのかも…(関係ないか?)
そんな虫が大嫌いな母が、今年ツバメの巣を壊さない理由は
娘が放った一言でした。
『都会では田んぼや畑が減って
ツバメのエサになる虫かて、少なくなってんねん。
そんでツバメの数かて、メッチャ減ってるんやて』
それを聞いた母は
『…そうやったん…可哀想に…。ほな壊さんとくわ』
娘『やったー!』
母『今年だけやで』
娘&妻『ええ~~っ!』てな理由でしたが
来年また、ツバメが巣作りに来たら、どうなるんでしょうか…。
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